「なぜ生きる」を知りたい人へ

「ママ パパへ

 わたしは いきていてもいみのない人げんです。わたしがいきていても みんながこまるだけです。
 ママパパ長いあいだおせわになりました。なにもいわず わたしをしなせてください。わたしはじごくで みんなのことをみまもっています」

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「生きるってスバラシイ!」いつも充実感にあふれ、未来に自信を持って生きている人は、どれだけあるでしょう。ハイテク進んで豊かさ遅れた20世紀は、「不安の世紀」とよばれ、物質的には最高に恵まれた私たちに、これといった不足はありませんが、奥底からの満足もなく、ぼんやりした不安とむなしさが蔓延しています。

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◎ どんな行動にも目的があります。人生にも……

 

 どんな行動にも目的があります。たとえば、タクシーに乗った時。いかに無口な人でも、まず行く先を告げるでしょう。目的地がわからねば、どこへ走ればよいか困るからです。むやみに車を走らせたら、時間とお金が無駄になります。
「なんで勉強しているの?」と聞かれたら、「明日、試験があるから」「資格を取るため」などと答えるでしょう。「どこへ行くの?」と聞かれれば、「買い物」「気分転換に散歩」と言うように、行動には目的があるのです。
 では、「なぜ生きるの?」と聞かれたら、なんと答えればよいのでしょうか。

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◎ 生きることイコール良いこと。これが大原則

 

 1人の遭難者を助けるために、レスキュー隊が動員されます。人命は地球よりも重いと言われているからでしょう。「生きることイコール良いこと」、この大原則が否定されたら、延命を目的とする医学をはじめ、政治・経済、科学・芸術、倫理・法律も、すべてが空中分解します。これらは、「どうすればより長く、快適に生きられるか」の追求以外ないからです。

 リストラや介護の不安を解決して、安心して生きられるようにするのが、政治や経済の役目でしょう。昔の洗濯は中腰のまま洗濯板に衣類を押しつけ、固くしぼりあげる重労働だった。「洗多苦」とよばれるほどでしたが、今はボタン1つ押すだけ。科学技術の進歩で、生活が楽になったことは否めません。人間関係のトラブルを解消し、気持ちよく生きられるようにするのが倫理や法律です。毎日、仕事仕事では大変なので、明日への活力剤として、芸術やスポーツがあります。

 これらはみんな、「どうやって苦しい人生、楽しく生きるか」の努力です。「人類への貢献」といわれるものも、この「生き方」の範疇以外のものではありません。

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